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複合菌発酵生産物質N21とは・・・
複合菌発酵生産物質N21のデータ

 豊島 博 先生
発表内容要訳 発表内容(スライド)
複合菌発酵産生物質N21には、8年前から携わっています。最初は医食同源のなかの血液の観点から研究しました。血流は腸内環境に結びつくことが多く、サプリメントを摂っても腸内環境が悪ければ吸収できません。吸収には大きな固体差があります。同じものを添加しても同じ結果が出るとは限らず、データは千差万別です。これは腸内環境の差によるものとして、8年前から研究するようになりました。今回の講演は感無量です。
「N21は何であるのか」「ヨーグルトに対する位置付けは」に関心があると思いますが、機能性食品です。「プロバイオティック」「プレオバイオティックス」があり、複合菌発酵産生物質N21は「バイオジェニックス」の分野とし、これらと区別しています。プロバイオティックは乳酸菌などの生菌を摂ることです。ヨーグルトがそれです。
これに対しプレオバイオティックスは、環状オリゴ糖や食物繊維です。腸内細菌層を改善する働きをします。プレオバイオティックスは逆に、常在する腸内環境の細菌を育て活性化する物資を含んでいます。バイオジェニックスは、生理活性、生体防御、免疫不活性物資などに関連する物質をひっくるめたものです。たとえば、大豆などの植物フラボノイドは、ペプチドが重要であることがわかってきました。これらの酵素が活性化します。
今までのプロバイオティック、プレオバイオティックスは腸内環境を改善する意味で、次の段階で腸内の改善を引き出しています。その結果、アレルギーの軽減、コレステロールの低下、血圧降下などの諸問題に対応しています。
複合菌発酵産生物質(N21)は直接、免疫不活性、アレルギー軽減、血糖低下、血圧降下に働く利点があります。機能性としては生体機能、ストレス、消化、吸収、排泄、生体防御、疾病予防があります。戦前から世に出ていました。
サプリメントにはまず安全性が重要です。動物実験では、4週分のラットを使って17日間、観察しました。安全性を脅かす摂食量の減退は見られませんでした。17日後、臓器の解剖をし、肝臓、小腸、大腸、睾丸の増量を測定しました。コントロール群のA、Bが発酵物質を摂取、環状オリゴ糖の同様なものをC、ビール酵母はDにしました。A,Bは安全性を認識し、評価しました。
健康第一のときのサプリメントの位置、健康評価のときの一つに、便通がありファクターです。内視鏡で30万人、40万人を診ていた米国の学者は、不調を訴えて入院した患者の1週間以内に退院する半数以上は、腸内環境のケアに終始したと報告しています。私たちの3代以上前の人たちは、自分で考えて、野草を食したりするなど処置していました。ということで、便秘を追及したいと思いました。(中略)
このグラフは、9日間のコントロール群に対するN21の糞量を平均化しています。安定した状態で排泄しています。便秘に効果的だと動物実験でわかりました。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)への効果を調べました。安全性と人データを要することは今年から国で決まっているので、確認済みでこの言葉を使います。ウエストが男性は85cm、女性は90cm。うち該当者、下の2項目に該当するか、中性脂肪が150以上、またはHDLコレステロールが40未満、血圧が130以上、下が85以上、空腹時の血糖値などについて、データを取りました。
中性脂肪については個人管理がむずかしく、日常生活形態を知ったうえでボランティアさんにお願いしました。摂取前は96.1が、1カ月後は77.3と改善されました。HDLコレステロールの評価は募集団に更年期の人が多いため高めに出ました。そこでLDLコレステロールの確認に変更しました。平均値は前が125.2、後は119とこれにも有意差があり確実です。
最後に、アレルギーの問題がありました。私たちの免疫、殺菌などに関しているIGAについては、コントロールに対してそれほど差が出ませんでした。ところが、IGEが明らかに減少しています。


























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